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2007.09.06.19:28
秋刀魚

IMG_1445-s.jpg

近所のHyaさんから、秋刀魚をいただきました。

Hyaさんが宮城県の知り合いからいただいたもののおすそ分けだそうです。新鮮な秋刀魚です。サンマとカタカナで書くより、漢字ののうがこの魚をよく表しているように思えます。

 

秋刀魚といえば佐藤春夫の「秋刀魚の歌」を思い出します。「サンマにがいかしょっぱいか。。。。」です。

 

秋刀魚の歌   佐藤春夫

あはれ
秋風よ
情あらば伝えてよ
― 男ありて
今日の夕餉に ひとり
さんまを食ひて
思いにふける と。

さんま、さんま。
そが上に青き蜜柑の酸をしたたらせて
さんまを食ふはその男のふる里のならひなり。
そのならひをあやしみなつかしみて女は
いくたびか青き蜜柑をもぎて夕餉にむかひけむ。
あはれ、人に捨てられんとする人妻と
妻にそむかれたる男と食卓にむかへば、
愛うすき父を持ちし女の児は
小さき箸をあやつりなやみつつ
父ならぬ男にさんまの腸をくれむと言ふにあらずや。

あはれ
秋風よ
汝こそは見つらめ
世のつねならぬかの団欒を。
いかに
秋風よ
いとせめて
証せよ かの一ときの団欒夢に非ずと。

あはれ
秋風よ
情あらば伝えてよ、
夫を失はざりし妻と
父を失はざりし幼児とに伝えてよ
― 男ありて
今日の夕餉に ひとり
さんまを食ひて
涙をながす、と。

さんま、さんま、
さんま苦いか塩っぱいか。
そが上に熱き涙をしたたらせて
さんまを食ふはいづこの里のならひぞや。
あわれ
げにこそは問はまほしくをかし。

 

この詩のの中にに、「さんま、さんま。そが上に青き蜜柑の酸をしたたらせて」といところがあります。
みなさんのところではこの「青き蜜柑」は何でしょう。私のところでは、カボス以外に考えられません。
明日は、この秋刀魚を焼いてもらって、うちでできたカボスをたっぷりかけていただくことにします。ビールがすすむことだろうなあ。


 

 

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